外洋特別規定の基本
外洋特別規定とは
- 目的
外洋レースにおける、装備と訓練の最低基準
最低限の設備を共通化することにより、レースを公平に行うためにある。
(外洋特別規定1.01 参照) - 責任
艇と乗員の安全確保の責任は各々の艇(艇の責任者)にある。
外洋特別規定は最低基準であって、安全を保証しない。(外洋特別規定1.01.3および1.02 参照)
- 確認
レース参加者は規定に従う責任が、レース主催者には艇を検査する権利がある
・レース参加するに当たり、規定に適合させる責任は各艇にある。
・参加艇が規定に従っているかどうかを確認する権利は、レース主催者にある。
(外洋特別規定2.03 参照)
・確認方法には、申告書などを用いた自己申告やレース主催者による実艇検査などがある。
・ナショナルオーソリティは個々の艇に認可を与えたり、個々の艇の合否を判断しない。
外洋特別規定適用のレースに参加する
参加予定のレースの公示に外洋特別規定が適用されていた場合、下記のステップ1~5にてレースの参加が可能です。
- STEP-1
外洋特別規定の本文を入手する。
・規定本文(英文)は、World Sailing ホームページから入手可能です。
・規定本文の日本語翻訳本はこちらのページから入手可能です。
- STEP-2
外洋特別規定の本文を理解して、規定に適合させる。
・規定本文内の不明点は、所属団体の外洋安全委員会担当者にご質問ください。
- STEP-3
外洋特別規定申告書を入手する。(申告書の提出が不要なレースもあります)
・申告書にはJSAF 外洋安全委員会が用意する<標準タイプ>と、レース主催者が用意する各々の
レースの専用申告書があります。どの申告書の提出が必要かはレース公示で確認ください。
・<標準タイプ>はこちらのページから入手可能です。
・レース専用の申告書はレース主催者から入手ください。 - STEP-4
申告書に記入して主催者に提出する。(提出が不要なレースもあります)
・申告書の記載項目は規定の一部のみです。申告書に記載された項目だけではなく、全ての規定に
適合させる必要があります。
・申告書の記載内容に問題がある場合は、レース主催者から質問を受けることがあります。 - STEP-5
インスペクション(実艇確認)を受ける場合があります。
レース主催者は、参加者が規定に従っているか随時検査する権利があります。